葡萄樹液のお話 -誕生物語

 誕生物語
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山梨の葡萄農園に訪れたことが、全ての始まりでした。
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エコファーマーとワイン研究者が10年かけて共同開発
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 標高約700m。少し登ると富士山が見える場所に葡萄樹液の畑は広がっています。ここは山梨県牧丘町。日夜の寒暖差は日本有数、しかも秘境百選に選ばれた「奥秩父・西沢渓谷」の水が流れ込んでくるため、牧丘の葡萄は一粒一粒が大きく甘く、宝石のように美しいと評判です。

 この土地で、県認定エコファーマーとして葡萄を育てるのが、久保田英雄さん。除草液や化学肥料に頼らず、有機肥料、木酢、炭などを使うため、久保田さんの葡萄はホッペが落ちるほど甘く、またその母乳とも言える樹液には、天然のアミノ酸、フルーツ酸、ビタミン、ミネラル、糖類など「命の成分」がたっぷり。

 牧丘では昔から化粧水にされていた樹液。そこで当時ワインの研究で畑を訪れていた研究者が、久保田さんの樹液を化粧品にできないか?と、なんと畑に寝袋で泊まり込むようになりました。久保田さんもその熱意に促され、共に試行錯誤をスタート。10年後には、美容成分は濃厚なまま、刺激となる不純物を減らす採取方法を確立。次は研究者が、翌日には劣化してしまう樹液を5カ月熟成させるという独自技術を開発し、高い美肌作用と品質の安定化に成功。世界で初めての化粧品成分として認可を受けたのです。葡萄樹液はこの2人の職人魂が作った、100%天然の化粧品成分。天然ならではの不思議な力がたっぷり詰まっています。
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